「マッチングアプリで結婚する人って、実際どれくらいいるの?」「アプリで結婚できる確率はどのくらい?」。アプリでの婚活を考えるとき、気になるのが結婚につながる割合です。
ネット上にはさまざまな数字が出回っていますが、調査の対象や聞き方によって数字は大きく変わります。この記事では、国や公的機関、調査主体が公表している一次データをもとに、マッチングアプリで結婚する人の割合を整理しました。「結婚率」や「離婚率」について、データで分かること・分からないことも正直にまとめています。
結論:最近結婚した人の4人に1人以上がマッチングアプリで出会っている
複数の調査で、最近結婚した人の出会いのきっかけとして「マッチングアプリ」が1位になっています。こども家庭庁の調査では25.1%、明治安田生命の調査では30.4%と、おおむね4人に1人〜3人に1人の割合です。
ただし、これは「結婚した人のうち、アプリで出会った人の割合」です。「アプリを使った人のうち、何%が結婚できたか」という意味での結婚率を示す公的なデータはありません。この違いは誤解されやすいので、後ほど詳しく説明します。
調査データで見るマッチングアプリ婚の割合
こども家庭庁の調査(2024年)
こども家庭庁が2024年7月に実施した「若者のライフデザインや出会いに関する意識調査」(15〜39歳の未婚・既婚男女20,000人が対象)では、直近5年以内に結婚した既婚者の出会いのきっかけは次のとおりでした。
| 順位 | 出会いのきっかけ | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | マッチングアプリ | 25.1% |
| 2位 | 職場・仕事関係・アルバイト先 | 20.5% |
| 3位 | 学校 | 9.9% |
| 4位 | 友人や兄弟姉妹の紹介 | 9.1% |
出典:こども家庭庁「若者のライフデザインや出会いに関する意識調査」(2024年)速報
職場や学校といった従来の出会いを上回り、マッチングアプリが最も多い出会いのきっかけになっています。同じ調査では、未婚者の26.8%がマッチングアプリの利用経験があると回答しています。
明治安田生命「いい夫婦の日」アンケート(2024年・2025年)
明治安田生命が毎年実施している「いい夫婦の日」に関するアンケートでも、1年以内に結婚した人の出会いのきっかけはマッチングアプリが1位です。
| 調査年 | 1位 | 2位 | 3位 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | マッチングアプリ 30.4% | 友人・知人の紹介 19.2% | 職場 17.6% |
| 2024年 | マッチングアプリ 29.8% | 学校 17.0% | 職場・友人・知人の紹介 各10.6% |
出典:明治安田生命保険「いい夫婦の日」に関するアンケート調査(2024年・2025年)。対象は全国の20〜79歳の既婚男女1,620人
2025年の30.4%は同調査で過去最高で、マッチングアプリが1位になるのは3年連続です。
国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査」
国の基幹的な調査である「出生動向基本調査」(第16回、2021年実施)では、夫婦が知り合ったきっかけとして「ネットで」という選択肢が初めて加わりました。結婚した時期別に見ると、次のように増えています。
| 結婚した時期 | 「ネットで」知り合った割合 |
|---|---|
| 2015年7月〜2018年6月 | 6.0% |
| 2018年7月〜2021年6月 | 13.6% |
出典:国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」(妻が55歳未満の夫婦が対象)
この「ネットで」には、マッチングアプリ以外のSNSなども含まれます。それでも、わずか数年で2倍以上に増えていることが分かります。
調査によって数字が違うのはなぜ?
同じ「マッチングアプリで出会って結婚した人の割合」でも、13.6%、25.1%、30.4%と数字に幅があります。これは、主に次のような違いによるものです。
- 調査の時期:出生動向基本調査は2021年までに結婚した夫婦が対象で、アプリ婚が急増した直近の状況は反映されていない
- 対象者:こども家庭庁の調査は15〜39歳、明治安田生命の調査は20〜79歳の既婚者のうち1年以内に結婚した人など、年齢層や条件が異なる
- 選択肢の分け方:「ネットで」とまとめるか、「マッチングアプリ」と「SNS」を分けるかで数字が変わる
- 調査方法:インターネット調査は、ネットに慣れた人の回答が多くなりやすい
数字を見るときは、「いつ・誰に・どう聞いた調査か」をあわせて確認することが大切です。とはいえ、どの調査でもアプリ・ネットでの出会いが増えている傾向ははっきりしています。
「マッチングアプリの結婚率」はデータで分かるのか
「マッチングアプリで結婚できる確率」を知りたい人は多いですが、ここには注意点があります。
「アプリを使った人のうち結婚できた割合」の公的データはない
ここまで紹介した数字は、いずれも「結婚した人の中で、アプリで出会った人の割合」です。「アプリを使った人のうち、何%が結婚できたか」という結婚率を示す公的な統計は、現時点では見当たりません。アプリ運営会社が独自に公表している数字もありますが、集計方法が公開されていない場合もあるため、参考程度に見ておくのが無難です。
マッチングアプリ婚の離婚率も公的データはない
「アプリで結婚すると離婚しやすい」「逆に離婚率が低い」といった話を目にすることがありますが、出会いのきっかけ別の離婚率を示す政府統計や公的な調査はありません。根拠の示されていない数字には、振り回されないようにしましょう。
マッチングアプリの利用はどれくらい広がっている?
結婚につながる割合が高まっている背景には、アプリの利用そのものの広がりがあります。
- 内閣府の調査(2018年度、25〜34歳の未婚者が対象)では、相手探しにネット上のサービスを利用している人は、男性20代5.9%・30代8.5%、女性20代9.6%・30代17.9%だった
- こども家庭庁の調査(2024年)では、15〜39歳の未婚者の26.8%がマッチングアプリの利用経験ありと回答
- MMD研究所の調査(2025年、20〜69歳の30,000人が対象)では、マッチングサービス・アプリを知っている人のうち39.5%に利用経験があった
調査の対象や聞き方が異なるため単純な比較はできませんが、ここ数年で、アプリで相手を探すことがごく一般的な選択肢になったことがうかがえます。
マッチングアプリで結婚につなげるためのポイント
データからも、アプリが結婚への有力なルートになっていることは分かります。とはいえ、使えば誰でも結婚できるわけではありません。結婚につなげるために、次の点を意識しましょう。
- 婚活向けのアプリを選ぶ:恋活中心のアプリより、結婚を見据えた会員が多いアプリのほうが、結婚観の合う相手に出会いやすい
- プロフィールで結婚への意思を伝える:結婚したい時期や、結婚後の暮らしのイメージを書いておくと、同じ温度感の相手とつながりやすい
- 早めに会って見極める:メッセージだけを長く続けるより、ある程度やり取りしたら実際に会って相性を確かめる
- 結婚観は交際の早い段階で確認する:住む場所や仕事、子どもについての考えなどは、後回しにせず話し合う
- 安全面に注意する:会ったことのない相手からお金や投資の話が出たら、詐欺を疑う
マッチングアプリの結婚率・割合に関するよくある質問
まとめ
公的な調査や大規模なアンケートを見ると、最近結婚した人の4人に1人以上がマッチングアプリで出会っており、アプリは職場や学校を上回る出会いのきっかけになっています。
- こども家庭庁の調査(2024年):直近5年以内に結婚した人の25.1%がアプリで出会った(1位)
- 明治安田生命の調査(2025年):1年以内に結婚した人の30.4%がアプリで出会った(3年連続1位)
- 「アプリ利用者のうち何%が結婚できたか」という結婚率や、アプリ婚の離婚率を示す公的データはない
数字の意味を正しく理解したうえで、自分に合ったアプリを選び、結婚につながる使い方を意識してみてください。




