同棲を始めると、避けて通れないのがお金の話です。「生活費はいくらかかる?」「家賃や食費はどう分ける?」「折半っておかしいの?」。お金の管理方法をあいまいにしたまま同棲を始めると、ケンカや不満の原因になりがちです。
この記事では、同棲の生活費の目安と、お金の管理方法の主なパターン、それぞれのメリット・デメリット、ふたりで貯金するコツまでをまとめました。
同棲の生活費はいくらかかる?
生活費は住む地域や暮らし方によって大きく変わるため、一律の目安はありません。まずは、主な費目ごとに、ふたりの暮らしにいくらかかるかを書き出してみましょう。
| 費目 | 内容 |
|---|---|
| 住居費 | 家賃、管理費・共益費、駐車場代 |
| 食費 | 食材、外食、飲み物 |
| 光熱・水道費 | 電気、ガス、水道 |
| 通信費 | インターネット、スマートフォン |
| 日用品 | 洗剤、トイレットペーパーなどの消耗品 |
| 交際・娯楽費 | デート、趣味、交際費 |
| その他 | 保険、交通費、被服費など |
参考:二人以上の世帯の1か月の支出(全国平均)
総務省統計局の「家計調査」(2025年平均)によると、二人以上の世帯(平均2.87人)の1か月の支出は次のとおりです。
| 費目 | 1か月あたり |
|---|---|
| 消費支出(合計) | 314,001円 |
| 食料 | 94,895円 |
| 住居 | 18,678円 |
| 光熱・水道 | 24,547円 |
出典:総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年平均結果の概要」
この数字は、子どものいる世帯や持ち家の世帯も含む「二人以上の世帯」全体の平均です。ふたり暮らしの同棲カップルとは世帯の人数や住まいの状況が異なり、特に住居費は持ち家世帯が含まれるため低く出ています。あくまで参考として、自分たちの実際の支出を記録して把握しましょう。
同棲のお金の管理方法5パターン
同棲カップルのお金の管理方法は、大きく次の5つに分けられます。
| 管理方法 | やり方 | 向いているカップル |
|---|---|---|
| 完全折半 | 家賃・生活費をすべて半分ずつ負担 | 収入が同じくらいのカップル |
| 収入比で分担 | 収入の割合に応じて負担額を決める | 収入に差があるカップル |
| 費目ごとに分担 | 家賃は彼、食費・光熱費は彼女、など費目で分ける | 管理をシンプルにしたいカップル |
| 共通口座(共通財布) | 毎月決まった額を共通口座に入れ、そこから生活費を払う | 結婚を前提に、家計をまとめたいカップル |
| どちらかが管理 | どちらか一方が家計をまとめて管理する | 管理が得意な人がいるカップル |
完全折半
分かりやすく、不公平感が出にくい方法です。一方で、収入に差がある場合は、収入の少ない側の負担が重くなり、自由に使えるお金が大きく変わってしまいます。
収入比で分担
収入に差があるカップルでも、負担感をそろえやすい方法です。収入が変わったときに比率を見直す必要があるため、定期的に話し合う機会を設けましょう。
費目ごとに分担
「家賃は自分の口座から、食費は相手の口座から」と決めるだけなので、管理が簡単です。ただし、費目によって金額の変動が大きいため、どちらかの負担が偏りやすい点には注意が必要です。
共通口座(共通財布)
毎月決まった額をふたりで共通口座に入れ、家賃や生活費はそこから支払う方法です。家計の全体が見えやすく、結婚後の家計管理の練習にもなります。共通口座から何に使ったかを、アプリなどで共有しておくと安心です。
どちらかが管理
家計管理が得意な人がまとめて管理する方法です。効率的ですが、管理する側の負担が大きく、相手が家計を把握しにくくなる点がデメリットです。
同棲の生活費の折半はおかしい?
「同棲の生活費を折半するのはおかしい」という意見を目にすることがありますが、折半が正しいか間違いかは、ふたりの状況によって決まります。
- 収入が同じくらいなら、折半は分かりやすく公平な方法
- 収入に差がある場合は、折半だと収入の少ない側の負担が重くなりやすい
- 家事の分担に偏りがある場合も、お金だけ折半だと不満につながることがある
大切なのは、「どちらかが我慢している状態」を作らないことです。お金と家事の分担を合わせて考え、ふたりが納得できる形を話し合って決めましょう。
同棲で貯金するコツ
- 貯金の目標を共有する:結婚式、新居の購入、引っ越しなど、何のためにいくら貯めるかを決める
- 先取り貯金をする:給料が入ったら、先に決まった額を貯金用の口座に移す
- 共通の貯金口座を作る:ふたりで毎月決まった額を入れ、結婚資金などに充てる
- 固定費を見直す:通信費や保険料、サブスクなどの固定費を定期的に見直す
- 月に一度、家計を振り返る:支出を一緒に確認し、使いすぎを早めに修正する
お金の話し合いで決めておきたいこと
- 家賃・生活費の分担方法
- 共通口座を作るかどうか、いくら入れるか
- 個人の自由に使えるお金の範囲
- 貯金の目標額と期限
- 大きな買い物(家具・家電など)の負担方法
- 別れた場合の家具・家電や敷金の扱い
最後の項目は話しにくいかもしれませんが、同棲を解消することになったときにトラブルになりやすい部分です。始める前に軽く決めておくと、お互いに安心です。
同棲のお金の管理に関するよくある質問
まとめ
- 生活費は暮らし方によって大きく変わるため、費目ごとに実際の支出を把握する
- 管理方法は「完全折半・収入比・費目分担・共通口座・どちらかが管理」の5パターン
- 折半が合うかどうかは、収入差や家事の分担しだい
- 貯金は目標を共有し、先取り貯金や共通口座を活用する
お金の話は、同棲を始める前にこそしておきたいテーマです。ふたりが納得できるルールを作って、気持ちよく新生活をスタートさせましょう。




